毎年、夏になると家計を悩ませる『エアコンの電気代』。
特に近年の電気代高騰により、家計にとっては無視できない出費になっていますよね。
この記事では、なぜ夏の電気代が高くなるのか?
そして今すぐできる節電の工夫や電気料金を安くする方法まで、詳しく解説します。
夏の電気代が高騰している理由とは?
暑くなってくると絶対エアコンはつけないと体調を崩してしまいます。
しかし、エアコン使うと気になるのが電気代ですよね…。
まずは、どうして夏場の電気代が高くなってしまうのか一緒に原因を探ってみましょう。
電気使用量が自然と増えている
暑い日が続くと、エアコンや扇風機など多数の電気を使う機会が増えますよね。
実はそれだけで、気づかないうちに電気代が大きく跳ね上がっていることがあるんです。
電気使用量が増えていることが、全てではないんです。
下記で、使用量にプラスして電気代がかかっている原因をご説明します。
電気利用料の値上げも影響
電気使用量だけでは、説明ができないほどの電気代ですよね。
その原因は、近年の燃料費の高騰や電力需給の関係で電気料金が値上げしているからです。
どの家庭も昨年より使っているkWhは少ないのに、電気代が上がっているのではないでしょうか。
家電製品の使い方などの見直せる部分から、少しずつ節電していきましょう。
エアコンの使い方が間違っているケースも
みなさん正しくエアコンを使えていますか?
エアコンの使い方に落とし穴があるかもしれません。
つけっぱなしや、設定温度など誤った使い方をしていると節電どころか逆効果になっている場合もあります。
下記から、節電をするための正しいエアコンの使い方をご紹介します。
エアコン代を抑える正しい使い方
原因がわかったところで、次は対策です。
特にエアコンの使い方を少し工夫するだけで、かなりの節電効果が期待できます。
ここではすぐに実践できる使い方のコツを紹介します。
設定温度は28度に設定しよう
みなさん、夏のエアコン設定温度は何度にしてますか?
環境省が推奨する設定温度は『28度』と言われており、節電と快適性のバランスを考慮したものとなっっています。
クールビズの一環であり、無理なく節電しながら熱中症リスクを抑えるための基準です。
ちなみに、冷房の設定温度を1度高くすると約13%の消費電力削減につながるの知ってましたか?
湿度を60%以下に保つことで体感的に涼しく感じられ、熱中症になるリスクを低くすることが可能となっています。
27度以下で設定しており今後節電を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
こまめなオンオフをするよりつけっぱなしが良い
一番電気代がかかる瞬間は、電源をオンオフする瞬間と言われています。
日中の暑い時間帯や、30分程度の外出はつけっぱなしの方が消費電力を抑えられる場合があります。
外気温とエアコンの設定温度の差が大きいと、エアコンの起動時に多くの電力を消費してしまうためです。
しかし、1時間以上の外出や夜間などの比較的に涼しい時間帯は、こまめに消すほうが良いです。
外気温が下がりエアコンの稼働が少ない時間帯は、こまめに消すほうが節約になる場合があるので参考にしてみてください。
フィルター掃除を月に1回はしよう
みなさんエアコンのフィルターは、どのくらいのペースで掃除していますか?
フィルターの目詰まりは、エアコンの吸い込み効果を下げ設定温度に到達するまで余分な電力を消費してしまいます。
しっかり掃除をすると夏場の冷房時で約4%、冬の暖房時で約6%の消費電力削減効果があると言われています。
- 少ない電力で冷房効果が向上し、快適な温度に保てる
- 年に数千円の電気代を節電することができる
- カビや細菌の繁殖を防ぎ、健康被害が起きる可能性を低くできる
など…
エアコンのフィルター掃除は、手軽にできる節電対策の1つです。
定期的な掃除を心がけ、快適で経済的な夏を過ごしてみませんか?
エアコン以外の節電ポイント
エアコン代の節電対策をすでにしている方もいらっしゃったかと思います。
エアコンの工夫に加えて、家の中にはまだまだ節電できるポイントがあります。
ここでは、エアコン以外で見直したい節約習慣について見ていきましょう。
冷蔵庫の使い方を見直す
電化製品で多くの方が利用する冷蔵庫の使い方を見直すだけで節電になること知ってましたか?
- 開閉回数を減らす
- 素早く開閉する
- 庫内を整理整頓し冷気の流れをよくする
- 熱いものは冷ましてから入れる
など…
食品を詰めすぎず整理整頓するだけで、年間約1,200円近くの節電をすることができます。
たったそれだけと感じるかもしれませんが、使い方を見直すだけで節電できる金額が多くなります。
少しでも節電を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
LED照明に切り替える
多数の方がすでに切り替えているかと思いますが、LED照明にするだけでも節電になります。
白熱電球や蛍光灯に比べて、消費電力が少なく長持ちするため長期的に節電が可能です。
LED照明を選ぶ際は、下記について注意しましょう
- 明るさ
- 色温度
- 調色・調光機能
- メーカーや価格
取り付けに不安がある方は、専門業者に依頼してみてくださいね。
待機電力のカットも忘れずに
家電製品の待機電力をカットも効果的です。
コンセントがプラグに差したままだと、わずかですが電力を消費してしまうことを待機電力と言います。
使っていないけどコンセントを差したままの家電はありませんか?
テレビや電子レンジ、ゲーム機など使用頻度が低い家電はコンセントを抜いておくと待機電力を大幅にカットできます。
少しの心がけで節電し、省エネに繋げていきましょう!
電力プランの見直しでさらに節電に!
節電の努力をしても、思ったより効果が出ないと頭を抱えている方へ。
そんなときは『電力プラン』自体が合っていないのかもしれません。
最後に、電気料金そのものを見直す方法をご紹介します。
電気使用量に応じたプラン変更を検討
節電対策をしても電気代が下がらないと悩んでいる方いらっしゃいますよね。
もしかしたら、契約している電力プランが合っていない可能性があります。
実はプランの種類によっては、家庭ごとにかなりの差が出てしまいます。
まずは、使用量に合ったプランかどうかを見直してみましょう。
電力比較サイトでシミュレーション
プランを変えたいけど、どれが良いのか分からないという方は電力比較サイトが便利です。
使用量やライフスタイルを入力するだけで、適切なプランを簡単にシミレーションできます。
無料で手軽に比較できるサイトを3つご紹介しますので、試しにシミレーションしてみてください!
エネチェンジ
郵便番号や世帯人数、使用量を入力するだけで簡単にシミュレーションできます。
新電力やキャンペーン情報もチェックでき、はじめて乗り換える方にもおすすめのサイトです。

価格.com 電気料金比較
シンプルな入力で、複数の電力会社の料金プランを比較可能です。
無料で使えて操作の迷いが少ないのが特徴となっています。
新電力ネット
国内386社・4,000以上の電力プランを比較できる業界最大級のデータベースとなっています。
エリアや世帯人数からピンポイントで探せるのが特徴です。

一人暮らしと大家族で選ぶべきプランの違い
電気代のプランを考える時、世帯人数によっても適切なプランは異なるのです。
一人暮らしなのか、家族で暮らしているのかで選ぶべき電力会社や契約内容が変わります。
自身に合ったプランを選択することが大事になってきます。
一人暮らしと家族世帯におすすめのプランを、それぞれご紹介しますので参考にしてみてください!
一人暮らしにおすすめプラン
- CDエナジー「シングルでんき」
- Looopでんき(東京電力エリア)

家族世帯におおすめプラン
- CDエナジー「ベーシックでんき」
- CDエナジー「ファミリーでんき」
- ミツウロコでんき「従量電灯B」



まとめ
夏場の電気代は、ちょっとした工夫や見直しで大きく変わります。
エアコンの使い方・節電対策・電力プランの見直しなど、無理せずできる範囲で節電をしていきましょう。
節電をしつつ快適な夏過ごすヒントを得られていたら嬉しいです。
一緒に夏を楽しみましょう!
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